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バイクとベトナム

改革・開放のドイモイ政策のもと所得水準が上がってきているベトナム
今やバイクは、市民の足となっていて、首都ハノイでは10人に4人が乗っている計算になります。
ベトナムではこれまで日本メーカーがバイク市場をほぼ独占してきました。
しかし、この2年でシェアが半分以下に落ち込むという異変が起きています。

日本メーカーは中国製コピーの横行という、より深刻な問題を抱えているのです。
日本製バイクに比べると中国製のコピーバイクの価格は、3分の1以下のため、この安い中国製コピーが大量に出回っています。

街のバイク店でも中国旋風が吹き荒れています。
月に7500万円も売り上げる店のその7割以上が中国製バイクだといわれています。
店の裏では次々と中国製バイクが組み立てられていました。
中国から入ってくる部品キットをここで組み立てるだけなので、設備投資もほとんど不要でコストが安いのが強みです。

そのうえ、中国製のコピーバイクに日本メーカーのロゴの入った部品やステッカーを付けてくれるサービスまであるのです。
これで中国製バイクもスズキに早変わり。ご丁寧に「デザイン・イン・ジャパン」の表示まであります。

街を歩くと、こうした日本メーカーのロゴが入ったコピーパーツがあちこちで堂々と売られています。
価格は50円から500円程度。その気になれば、誰でも簡単に入手できるます。

こうした事態に日本のメーカーも対策に乗り出しました。
ベトナム政府に取り締まり強化を働きかけるため、知的財産権の担当者による実態調査を進めています。
「HONGDA(ホングダ)」とは中国メーカー・リーファンの商標。政府の通達で去年の10月以降この商標は使えなくなったはずですが、いまだに店頭に並んでいます。

ベトナム当局も取締りを強化していますが、次々出てくるコピーに対応が追いつかないのが現状です。
日本のメーカーにとって頭の痛い状態はまだ続きそうです。

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